Guitarist Tatsutoによる楽曲解説③

track 4 “Birth Into The New World”

まずはイントロなどで使われているメインテーマ。使っている音を示しています。

マイナースケール(ラシドレミファソラ)を基礎として、まずはセブンス(ソ)の音を半音上げてます。
ハーモニックマイナーのスケールですね。

さらに5度(ソ)を半音下げ、いわゆる「悪魔のノート」。ブラックサバスの “黒い安息日” で有名な音です。
Reignなら “In Trance” のメインリフでもおなじみ。ヴィヴラートを深めにかけて怪しさ倍増を狙ってます。

ちなみに、この2音を含むこちらの音階を僕は「ジプシースケール」と呼んでいますが、それっぽいでしょ?
Reign “To Be Or Not To Be” のギターソロはこの音階をほぼなぞっているだけです。

さらに下の譜面はAメロのメインリフです。オクターブ下げただけで全く同じ音づかいですね。
こちらも毎回同じくですが、リハで適当にセッションしながら出てきたフレーズです(笑)。

それにしても、こんなリフに合わせてメロディーをつくるんやから、まいどまいど歌は大変やで。尊敬だわ〜。
ソロはまた違うスケールも使っていますので、その話は次回以降に。

(Tatsuto)